NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く

 

スタートアップから急成長を遂げ、現在進行形で成長を続けているNETFLIXの元人事担当役員だった方がその人事戦略について説明している書籍。現在はシリコンバレーでも指折りのテックカンパニーなわけだけど、初期の事業はレンタルDVD+デリバリーでそこから何度か大きく事業転換して今の動画ストリーミング事業となったらしい。


自分も今の所属組織でソフトウェアサービスの製造部門マネージャーをやらせてもらってるけど、テーマアップするならば「変化に適応し続けるチーム・組織体制をどう構築するか」って勝手に考えてて、特に各メンバーのマインドセットをどう持ってもらうか、カルチャーをどう定義し浸透させるかっていうことをいつも考えてる。そういったことに対するヒントが語られていた書籍だったと思う。


NETFLIXが他の組織よりも秀でている特徴として「適応力」と「ハイパフォーマンス」が挙げられる。またその文化を支えるいくつかの柱・規律について語られていた。メモしたキーワードは以下。


「徹底的に正直であれ」

「自由と責任」

「事実に基づいて議論する」

「顧客中心主義」


従業員はもうすでに力を持っていて与えるものではない。力を発揮できる環境を整えることが会社の務めで、そのために会社全体が直面している課題や挑戦をオープンに、根気強く伝え続ける必要がある(と自分は解釈した)。


従業員のモチベーションはインセンティブを与えたところで引き出されるものではない(低いとやる気は削ぐけどね、とは思った)。それよりも優秀な同僚と、明確な目的意識を持って、困難だがやりがいのある挑戦に取り組むことで引き出される。


ハイパフォーマーはそうだろうなと共感する。それ俺だ!というほどハイパフォーマーではない(ので日々勉強...)が、モチベーションと感じる部分は共感を覚える部分が多い。


全体を通して共感できる部分が多くあり、とても考えさせられる内容だった。ただ「報酬」と「解雇」の話は面白くはあったが典型的日本企業のいちマネージャーが関与できる話ではないので如何ともしがたい。自分のマネージメントの振り返りで数ヶ月後にまた目を通したいと思った。